今回は、大人になってからバレエを始められる方に、バレエ教室の選び方についてお話していきたいと思います。
現在は、「踊ることが好き」「バレエに憧れていた」「姿勢を綺麗にしたい」「ダイエットしたい」「立ち居振る舞いを美しくしたい」‥など色々な理由で大人からバレエを始める方が激増していますね。
ほかにもたくさん習い事がある中で、「バレエ」を習い事として選んでもらえるのはとっても嬉しいです。
バレエは、O Lさんはもちろん、主婦や高齢者の方まで、様々無年齢層の方が大人から始めて通っていらっしゃいます。
70代、80代から通い始める方もいらっしゃいますよ^^
身体が硬くっても、運動神経が悪くてもご心配なく。
習っているうちに改善されていきます。
でもいざ、「バレエをやってみたい!」と思っても、子供がバレエを習うときと違って、大人は大人の悩みがたくさんあると思います。
自分の仕事やライフスタイルを考慮しつつ、無理なく楽しく通えるスタジオを探すにはどうすればいいでしょうか?
一緒に考えていきましょう!
★目次★
まず自分のライフスタイルを書き出してみる
バレエを習いたい!と思ったら、まず習うスタジオを探さないといけませんね。
大人の方がバレエを続けるには、自分のライフスタイルや行動にあった場所で探すことが大切です。
慣れてきてバレエを続けられるようになれば、遠くのスタジオへ通ってもいいのですが、初めのうちは
- 「家の近所」
- 「職場の近所」
- 「通勤の途中」
- 「買い物の途中」
- 「定期の範囲内」
- 「子供と同じスタジオ」などなど‥
生活の中での通り道で、なるべく通いやすいスタジオを見つけるのが続けられるコツです。
スポーツジムなんかでも、「安いから」「雰囲気がいいから」「キャンペーンをやっていたから」という理由で少し通いにくいところを選んでしまうと「行かなくなります」。
もちろん、自己制御がきっちり出来て、意思が強い素晴らしい方もいらっしゃるので絶対とは言えませんが、たいていは私も含め、「行くのが面倒になって行かなくなってしまう」。
「忙しい」「時間がない」「家でゆっくりしたい」「ほかにやることがある」‥
理由はたくさんあるのですが、行きにくい場所だとそれを理由に行くのが面倒になってきます。(忙しい時なんかは特に)
せっかく「バレエを習う」と決めたのですから、頑張って続けて欲しいです。
そしてバレエに限ったことではないですが、やっぱり「続ける」ことによって成果が出ますし、成果が目に見えればモチベーションも保てます。
「やればやるほど楽しくなってくる」んですね。
なのでまずは「自分の行動範囲の地名」を紙にでも書き出してみます。
例は先ほど書いたので、ここでは省略させてもらいます。
思いつくだけ書いたら、その中で通いやすい順位をつけて、上から順番にインターネットで探していきます。
「地名や駅名、施設名+バレエ教室」とググればたくさん出てきますよ。
今は本当に便利になったのでサクッとリストができると思います。
余談ですが、私が子供の頃バレエ教室を移った時は、タウンページを見て片っ端から電話して見学を申し込んだものです。
今はインターネットで大体のスタジオが自社サイトを持っているので、問い合わせる前にそれぞれのサイトで「スタジオの雰囲気」「先生の経歴」「システム・料金」をざっくりでも知ることが出来ます。
気になるスタジオがあれば電話したり、お問い合わせメールを送って見学へ行ってみましょう。
もちろんインターネットでなくても、通り道で見つけたなら訪問してもいいですし、名前を覚えておいて後からネットで調べても大丈夫です。
スタジオの種類
バレエスタジオには、大きく分けて3種類のスタジオがあります。
それぞれの特徴をざっくり見ていきましょう。
オープンクラススタイル
このスタイルは最近増えてきていて、大人にとってはスケジュール管理がしやすく通いやすい点がメリットです。
都内では本当に増えてきていますね。
本当の初心者から上級者やプロまで細かくレベル分けされていて、自分で受けたいクラスを選んで通うタイプのスタジオです。
バレエ以外のクラスが開講されていたり、毎日様々なレベルのクラスがあったりするので、選択肢が幅広く、忙しい大人には通いやすいです。
発表会はあるところと無いところとバラバラです。
デメリットは、発表会がないところも多く、メンバーが入れ替わり立ち替わりすることが多いこと。
なので慣れてくると、下記の個人スタジオに通いつつオープンスタジオにも通ったり、いくつかのオープンスタジオを掛け持ちしたりしていらっしゃる方もよく見かけます。
月謝制(またはチケット制)の個人スタジオ
こちらはいわゆる「バレエ教室」の中の「成人クラス」です。
レディースクラスとか、一般クラスとか呼び方はスタジオによってまちまちです。
こちらのメリットは、アットホームな雰囲気のところが多く、先生も毎回同じなので、自分の生徒として親身になって指導してくださいます。
発表会に出るチャンスが多いのもメリット。
子供や先生たちと一丸になって発表会に出るというのは、他の習い事では経験できない体験です。
クラスが固定なので出入りも激しくないので、メンバーも安定していて、モチベーションも保ちやすいかな、と思います。
デメリットとしては、月謝制の場合通えない日があるともったいないということ。
チケット制を導入していたり、振り替え制度があれば安心ですね。
逆にいうと、「もったいないので通う」と自分を強制させることもできます。
カルチャースタジオ
バレエショップやスポーツジムに併設されたカルチャークラスというものもあります。
スポーツジムは本当の初心者向けなので、たまたま通っているジムがあるなら受けてみるのはありです。
ただ床がバレエ用ではないですし、続けていくうちに物足りなくなって移籍するという方がほとんどです。
バレエショップ併設のものは、沢山のバレエ教室から先生が講師として登録されていて、曜日や時間も選びやすいかつ本格的なレッスンが受けられます。
先生が選べるので、自分にあった先生を見つけて通うこともできますね。
また、バレエショップは大体街中にあるので、仕事帰りなんかに通いやすい方も多いんじゃないかな、と思います。
ちなみにバレエショップのカルチャーに会員登録すると、そのショップでのバレエ用品が割引になる、なんていうサービスもあったりします。
体験レッスンに行ってみよう
見学に行った後はもちろん、見学に行かないで、いきなり体験レッスンを受けてみるのもO K。
最近は初回のみ無料体験レッスンをされているお教室も増えてきました。
初心者クラスの体験は大体無料です。(上級者クラスはビジター扱いになることが多いです)
ただこちらは予約しておいた方がいいので、まずは電話か見学に行った先で予約します。
そのときに確認しておいて欲しいのが
- 値段(おそらく無料ですが念のため)
- 服装
- 持ち物
- 何分前から入室可能か
この4点は最低でも確認しておきましょう。
値段は言わずもがなですが、服装や持ち物はスタジオによって異なります。
体験ということで、まだ「バレエを始めるかどうかが決まっていない」段階ですよね。
もちろんバレエ用のウェアもお持ちで無いかと思います。
レンタルできるスタジオもあるし、自前で動きやすい服装で、と言われる場合もあります。
レンタルの場合は無料または有料で借りるだけなので安心ですね。
自前の場合の服装と持ち物
- Tシャツ
- スパッツかダンス用のズボン(薄手で伸縮性があるものだといいです)
- 下着(スポーツブラ、パンツは普段のものでもO K。ただラインが出るズボンやスパッツの場合はラインが響かない物の方がいいです。汗をかくので替えも持っていきましょう)
- 必要に応じて上着(寒いかもしれないので、気になる方は持参しましょう。パーカーやカーディガンなど前開きのものだとすぐに着脱できて便利です)
- 靴下(バレエシューズを貸してもらう場合は必ず靴下を履きましょう。入門クラスやストレッチクラスではシューズなしで靴下だけでも大丈夫です)
- タオル(ハンドタオルではなく、スポーツタオルがベスト。ストレッチのときに下に引いたりもできます)
- 飲み物(炭酸の入っていないものがいいです。炭酸だとゲップが出たり、お腹が苦しくなってレッスンに集中できなくなってしまうかもしれません)
この辺りを持っていけば大丈夫です。
もし仮に家にバレエシューズがある方がいらっしゃれば持っていくと安心ですね。
何分前から入室可能か
後はスタジオに入れる時間です。
オープン制で次から次へとクラスがあるようなスタジオだと、「クラスの○分前からのみ入室可能」となっていたりします。
早く行きすぎてスタジオの前で緊張した状態で待ちぼうけにならないように、あらかじめスタジオ(または更衣室)に入れる時間を確認しておけば余裕を持ってレッスンに臨ことができますね。
ちなみにシステム化されているスタジオだと、受付を済ませなければならない場合もあるので、こちらもついでに確認しておきましょう。
いよいよ体験レッスン!
はじめてのバレエ、はじめてのスタジオ、周りは知らない人ばかりで緊張するかもしれません。
でも大丈夫。
そこにいる人たちもみんな、あなたと同じように体験レッスンを受けてその場にいる人たちです。
分からなくても先生が教えてくれますし、みようみまねでやってみましょう。
体験レッスンだけでは「よく分からなかった」と思うのは当然です。
続けているうちに、勝手がわかってきますし、体も慣れていきます。
大切なのは「気持ちよく汗をかけること」。
せっかくバレエスタジオに来たのですから、のびのびとストレス発散するつもりで、リラックスしてレッスンを受けてくださいね。
まとめ
いかがでしたか?
はじめてバレエは分からないことがたくさんあって、緊張したり悩みもたくさんあるかと思います。
でも何よりも、「バレエを始めたい」「バレエをやってみたい」という気持ちが大切です!!
あなたも素晴らしいバレエの世界へぜひ足を一歩踏み入れてください!
自分でやってみることで、観ることもより楽しくなるし、自分の身体も変わっていきます。
この記事があなたの手助けになって、あなたが楽しいバレエライフをスタートできるよう、心から願っています。
Ayu