みなさんこんにちは、Ayuです。
今回は、「浮き指」について説明していきたいと思います。
突然ですが、みなさん「浮き指」という言葉を聞いたことがありますか?
近年、現代人に多く現れるようになった症状で、以前は私もその症状に悩まされていた一人でした。
バレエをやっていくにあたって、浮き指である場合はなるべく早く対策をしたほうがいいです。
また、そうでない方も、「浮き指」について知っておくことで、予防ができますね。
バレエをやっている方はもちろん、バレエをされていない方でも参考になるかと思いますので、一緒に学んでいきましょう!
★目次★
「浮き指」って何?
「浮き指」というのは、その名の通り「足の指が床から浮いた状態になっている」ことです。
「そんな人いるの??」
と思ったあなた。
自分の足をよくみてみてください。
もし自分が大丈夫だった場合は、お子さんやレッスンメイトさんの足を観察してみてもいいかもしれません。
見た目には浮いた状態ではなくても、指の腹が少しだけ床についた状態で、指に力が入っていないのも「浮き指」に分類されます。
今の日本では、なんと!女性の3人に1人がこの「浮き指」であると言われています。(ちなみに男性はもっと多い「2人に1人!!」
浮き指になるとどうなるの?
パッと見、目立たない浮き指なので軽視されがちですが、実はとっても危険な状態なんです。
人間の身体は、足の裏の3点「かかと、親指、小指」に均等に重心をかけてバランスをとるようにできています。
これが「かかとと指の腹」で全体重を支えることになってしまいます。
すると、変なところでバランスを取ろうとしてしまい、腰痛や股関節痛、膝痛、巻き爪、さらには下半身太りまでを引き起こす原因となってしまうのです!!
因みに、脚だけが太くて痩せにくくて悩んでいる人は、この浮き指である可能性が高いです!!
いかに正しい姿勢で、正しい重心で立っていることが大切かがわかりますね。
「浮き指」の原因って?
現代の生活では、子供の頃から裸足で生活することが減り、様々な靴を履いてみなさん生活なさっていると思います。
子供が外で遊ぶ機会もぐんと減りましたよね。
スリッパを脱げないように指を引っ掛けて歩く癖、合わない靴で歩く、運動どころか歩くことも減った‥
このような習慣が「浮き指」を生む原因となってしまっています。
要は、「足の指に力が入っていない」のです。
バレエとはどう関係があるの?
バレエをされていなくても怖い浮き指ですが、バレエをされている方にとってはもっと深刻な問題になってきます。
「浮き指」=足の指が使えていない
「浮き指」になってしまっている、ということは、「足の指が使えていない」証拠です。
バレエにとって、足指が使えていないのは、結構致命的な問題です。
バットマン・タンデュひとつするにしても、足の指をしっかりと使わなければいけませんし、ポアントを履くなら足の指の力がない状態では不安定でいずれ大きな怪我をしてしまうでしょう。
当然、足で踏ん張る力が弱いので、ジャンプも飛べませんし、着地も不安定でとっても危ないです。
試しに足の指でボールペンや小さなスーパーボールを掴んで移動させてみてください。(お行儀が悪いですが、チェックのためです)
途中で落としてしまったり、掴むことすら難しい!という人は、浮き指になっているかもしれません。
「浮き指」を改善しよう!
「じゃあどうすればこの浮き指を改善できるの?」
いくつかエクササイズをご紹介するので、浮き指の方はぜひやってみてください。
https://www.youtube.com/watch?v=7J09q6C5QWM
こちらの動画は、お家でできる簡単なエクササイズとともに、浮き指の簡単なチェック方法も紹介してくださっています。
こちらは、ロシアの体操や新体操用の足指エクササイズです。
こんなエクササイズなら道具も使わずに、おうちでもレッスン前後でも、誰でも簡単にできますね。
浮き指を改善して快適に踊ろう!
いかがでしたか?
意外と知られていないとっても怖ーい「浮き指」ですが、しっかりとエクササイズすることによって簡単に改善できます。
2週間も頑張れば、足指に力が入るようになり、徐々に身体のあちこちの痛みも減っていきますよ。
今は浮き指でない人も、浮き指にならないように、普段からしっかり足指を使う癖をつけておいてくださいね。
浮き指の症状で悩んでいた人は、浮き指を改善することで、踊りもグッとレベルアップするはずです!
みなさんが、怪我や痛みを感じずに、気持ちよくバレエを続けることができるよう、心から願っています。
Ayu