みなさんこんにちは!
今回も前回に引き続き、怪我からの回復法についてお話していきたいと思います。
今回は、捻挫や骨折だけでなく、すべての怪我で共通する「おすすめの民間療法」についてです。
実際の体験談をもとにお話していきますね。
鍼治療
整骨院、接骨院などで行われる「鍼治療」には怪我を早く治してくれる効果があります。
鍼を打つことで、血行をよくしたり、凝り固まっている筋肉をほぐしたりする効果があるので、動きにくくなった部分を動かしやすくしてくれたり、痛みを取ってくれたりします。
針だけでなく、電気治療なども併用しているところが多いですね。
また、テーピングもしてもらえるので、レッスンに復帰した後も定期的に通っているダンサーが多いです。
自己流でテーピングするのに自信がない人は、治療院でテーピングしてもらえます。
バレエに理解があったり、バレエの知識がある先生も今は増えてきているので、バレエダンサーにはそういった治療院で施術してもらうのがおすすめです。
私も色々なところを試しましたが、先生によって考え方や治療方法が違うので、自分に合った先生がみつけられればベスト。
バレエ教室のお友達や先輩に紹介してもらうと安心ですね。
鍼灸師ならではの視点と知識を教えてもらえたり、ボディメンテナンスの相談に乗ってもらえたりもするので、人間的に相性のいい先生が見つかればよりGOOD。
また、鍼治療は一回でよくなるわけではないので、定期的に通える場所かどうかもポイント。
酸素カプセル
接骨院などに設置してある場合もあります。
劇的に効くかどうかは疑問ですが、余裕がある方は試されても良いかもしれません。
酸素カプセルの中に入ると、気圧が上がるので不思議な感覚になります。
酸素カプセルが怪我に効く理由は、酸素カプセルに入ることで体に供給される酸素のサイズが血液やリンパ液にも溶け込めるほどの小さなサイズのものであり、その量も大量であるということ。
怪我をした体は、通常よりもたくさんの酸素を患部送ることで回復をしていきます。
私は足首を骨折したときにチケットを買って20回くらい通いました。
感想は、まず身体がポカポカしました。
そして出た後はなんだかスッキリ。
血流が良くなったんだと思います。
同時期に色々と試していたので、これが絶対早期回復に効果があった、とは断言できませんが、酸素カプセルに通わなかったときの怪我と、通ったときの怪我を比べると、治りが1.5倍くらい早かったので効いていたんだと思います。
私の周りでも、疲労回復のメンテナンスとして通っているダンサーがたくさんいるので、少なからず効果はあると思います。
サッカーで有名なベッカム選手も酸素カプセルに入って、大骨折から早期回復をしてW杯で大活躍した、というのはとても有名な話です。
ちなみにおすすめのペースは週2回程度。
入りまくったからといって、効果が上がるわけではないので、定期的に通い続けることの方が大切です。
値段は、マシンによって様々なのですが、安いところだと2000円前後で入れるところもあります。
興味のある人はぜひ一度試してみてくださいね。
プラセンタ
お母さんと赤ちゃんをつなぐ胎盤から作られる「プラセンタ」には、さまざまな素晴らしい効果があるとされています。
美容目的で使用する人が圧倒的に多いのですが、実は怪我や病気にも効果的なんです。
私も、もともと酷いアレルギー持ちだったのと、自律神経失調症で様々な不調があったことからこのプラセンタ療法を知りました。
その後、アレルギーや自律神経失調症も治り、なにより肌がプルプル、ツヤツヤになったのでとっても驚いたのを覚えています。
骨折したときにも、クリニックの先生が「怪我にも効くんですよ」と言ってくださり、半信半疑ながら治療に通いました。
結果は、炎症を抑えてくれる効果は、数値をみても明らかでした。
血液検査をしたときに「好酸球」という数値があるのですが、これは身体の炎症反応が上がれば高くなります。
プラセンタを打つ前と打った後では約2倍の開きがありました。
そして、血行促進効果があるためか、打ってすぐに身体がポカポカしてきて、なんだか身体中からエネルギーが沸き起こるような感覚だったのを今でも覚えています。
プラセンタは、注射とサプリメントがありますが、効果があるのは断然注射です。
サプリメントも、純粋で質のいいものなら悪くありませんが、いずれにしろクリニックで購入しなければなりません。
(ちなみに市販されている「馬」「羊」「豚」「植物」などのプラセンタはこの順番で効果が薄いです。←経験済み。美容のためだけなら買う価値がありますが、治療目的の場合はおすすめしません。「ヒト」由来のものを選ぶようにしましょう。)
「ヒト」由来の胎盤と聞くと、ちょっと怖いかもしれませんが、ウイルス感染はしっかりと検査されたものだけを使用していて、少しでも危険性があるものは検査の段階ではじかれているので安心です。
ただ、稀にショックなどが起こる場合があるので、事前に同意書にサインをする必要があります。
不安なことやわからないことは、ちゃんと医師に確認して、納得した上でサインしてくださいね。
打つ量は、1日につき6アンペアが限度とされています。
金額は1アンペアで1000円〜3000円程度。
そして、プラセンタには持続性がないので、効果を実感したいなら1〜2週間に1度のペースで打たなければなりません。
まずは1ヶ月くらい試してみて、続けるかどうか決めるのがおすすめ。
自分のお財布と相談しながら、ストレスがない範囲で通い続けられるペースを見つけましょう。
怪我にストレスは禁物ですからね。
サプリメント
色々試しましたが、私やダンサー仲間含め、効果があったものを2つ紹介しておきますね。
成長ホルモン(HGH)
さきほどご紹介したプラセンタにも成長ホルモンは入っていますが、注射に通えない、通うのが難しいという人にはこういったサプリもおすすめです。
年齢と共に減少する成長ホルモン(HGH=Human Growth Hormone)は、アミノ酸からできているのですが、様々なアミノ酸が結合した複雑な形をしています。
アメリカなどではこの成長ホルモンが欠乏していることが問題視されていて、サプリメントを摂取するのが一般的になっているみたいですね。
この成長ホルモンには、運動や睡眠によって分泌され、その名の通り「成長」を促すホルモンです。
(寝る子はよく育つ=寝る子は成長ホルモンがたくさん分泌されるから。)
怪我の回復も同様です。
「歳がいったから怪我の回復が遅くなった」というのを耳にしたことはありませんか?
これはまさに、歳を取ると「成長ホルモンが減る、分泌されなくなっていく」からなんですね。
逆を返せば、この成長ホルモンを補ってあげることで怪我の回復がが早まる、というわけです。
睡眠の質も上がります。
値段は少し高いですが、怪我の早期回復には試してみて欲しいサプリメントです。
サメ軟骨
これは、怪我をした直後ではなくて、復帰前後や予防的に使用します。
サメの散骨には、
- 新生血管抑制作用
- 軟骨を円滑にする作用
- 鎮痛作用
- 多量のコラーゲン&コンドロイチンにより、軟骨や靭帯、腱に弾性・円滑性を与える作用
- 骨の成長や骨折の回復、骨粗しょう症の予防
など、たくさんの素晴らしい効果が認められています。
怪我には嬉しい作用ばかりですが、一つ気をつけて欲しいのは「新生血管抑制作用」。
これは、新しい血管を作るのを阻害する働きがあるので、手術の後や、怪我をした直後、つまり出血を止めて新しい血管を作らなければいけないときには飲んではいけませんので注意してください。
それを守れば骨折だけでなく、捻挫などの靭帯損傷・断裂、関節痛にもよく効くのでおすすめです。
ちなみに私の友人でキエフバレエのソリストの子は、下に紹介しているサプリを一度買ってやみつきになって、来日するたびに大量に買って帰っています。笑
膝や足首の痛みが取れてとても効果があるそう。
気になったらぜひ試してみてくださいね。
そのほかにもおすすめサプリはありますが、別記事でも紹介しているのでこちらでは省略させていただきますね。
まとめ
いかがでしたか?
怪我を治すための民間療法、たくさんありますが、いろいろやり過ぎてストレスになるのが一番NGです。
自分の心の余裕、お財布の余裕、時間の余裕と相談して、自分に一番ぴったりの方法を見つけてくださいね。
一度ぴったりな方法が見つかれば、その後もきっとあなたを助けてくれます。
怪我はしないにこしたことがないですが、ダンサーにとって怪我はつきもの。
うまく自分なりの対処法をみつけて付き合っていきましょうね。
Ayu